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第13回 From San Diego vol.12019/10/14

Hi、皆さん、こんにちは!Kです!
私は現在、南カリフォルニアのサンディエゴで暮らしています。
今回は、アメリカで3人の子育てに奮闘しているお母さん目線で、海外生活についてお伝えしてみようと思います。


今から遡ること15年。当時はCAとして勤続9年をマークしており、アメリカ人の主人と、将来の事や今後の居住地について考えた結果、足掛かりとしてアメリカのラスベガスに引っ越しする事に決めました。そして後ろ髪を引かれる思いで、楽しかった空の暮らしに終止符を打ちました。


それからすぐに、ラスベガスでの新しい生活です。出だしは波乱万丈でしたね~。新しい土地、旅行とは別物のリアルな暮らし…。何もかもが手探りで本当に涙がちょちょぎれる事も沢山ありました。手始めはビザにまつわるトラブル等も。自国というのは、本当に守られているのだなぁ、とつくづく実感しつつ、留置施設で身柄拘束の2泊3日も体験させて頂きました。(泣)

その後、3人の子供を出産し、慣れない育児や教育システムに翻弄されつつ、必死で前進してきました。
そして、子供達も小学生中頃になり、ラスベガスの暮らしも10年を迎えた頃、ラスベガスの教育に若干の不確かさを感じて(そりゃそうですね、カジノの街ですから!)カリフォルニアに居住の地を変えることに決めました。
そしてあっという間に5年経った所で、現在に至ります。


サンディエゴは、本当に快適です。まずは気候が只者でないレベルで爽やかなんです!こんな開放的な所で暮らすと、小さな悩みなんてどうでもいいか、と思えますね。

そして、アジア人が多い!西海岸は、アメリカ本土の中で最もアジア寄りなわけですから、当然ではありますが、そうなると有難いのが、食べ物と、様々なお店の種類や品揃えです。ラスベガスも世界の有名シェフのレストランが軒を連ねていましたが、一般生活レベルとなると、大手の日系ストアが無かったり、ちょっとした日本の生活雑貨が手に入らなかったりと、やはり不便さは隠せませんでした。しかし、カリフォルニアは私に言わせれば、もはや日本ですね。アメリカに来てから随分経つので、私の感覚が麻痺しているのかもしれませんが、でも本当に何でも揃うと思っています。

こんな環境の中で、子供達は自分のやりたい事を自由に追求するスタイルで生活しており、長女は現在フィギュアスケートの練習のために、ホームスクールで勉強しています。


ホームスクールがどういうものかと言うと、学校には週に1度だけ出向き、ざっと新しいことを教わると、残りは家庭で課題を仕上げます。そして月に1度、1ヶ月分の成果を確認するテストを受け、合格点が出せればOK。もし落第点になり、追試でリカバリーできないとかなり厳しいという感じです。

アメリカのシステムはやるべき事をきちんとやれば、その他は何でも自由ですが、出来なければ、あっさりクビ、みたいな所がありますね。

そして、とても今ドキだと思うのが、宿題は課題を動画にして、きっちり編集もして、YouTubeへ投稿です。先生からのちょっとした連絡事項までYouTube動画で周知されるという、何だか、私達世代の常識の斜め上を行く、未来形です!

その他にも、普通の公立小学校に通う次男の宿題のプレゼンテーションが、パワーポイントで行われるなど、アナログに生きてきた私には、お手上げです。


そんな現実を見ていて、私自身も動画編集に興味を持つようになり、今年に入ってから、YouTubeに動画投稿を始めてみました。いざ自分で作ってみると、BGMや効果音の使い方、字幕による視覚的アピールの違い、飽きない為のテンポ感、様々な画像処理の使い分けなど、実に奥が深く、独学ながら楽しんでいます。

私にとってカリフォルニアで暮らすことは、手軽に日本とアメリカの良い点を活用でき、生き方に自由な幅が持てる事のように感じています。
皆さんも、もし何か息苦しい事があったら、ぜひ、日本という枠組みを外し、広い空を眺めてみて下さい。今 自分が思っている常識は、実は世界の常識なんかじゃありませんし、今この時代を共に生きている人々は、自分が見えている範囲の人の何億倍もいるんですよね…。


YouTube
Mom Moments: https://www.youtube.com/channel/UCzNp4SWQrIuPEW2S-Ry097w