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第17回  From Wimbledon vol.22019/12/12

こんにちは!ロンドンのAkikoです。

今回のテーマは「食」です。「食」は私の趣味を超えてライフワークとなっています!というと聞こえは良いですが、単に食べるのが好き+作るのも好き+おまけに飲むのも好きなだけなんですけどね。

作った料理を囲んで、友達と賑やかに過ごすのが大好きな私の夢は、いつか自宅で料理教室を開催することでした。それがこの地で実現!(2015年秋~)。ロンドンに駐在で来たはいいけれど、見慣れない食材ばかりで毎日の献立に困っている方が多く、そんな方のための、近所のスーパーで買える現地の食材を使った簡単な料理紹介したのが始まりでした。

ご存知の通り、ロンドンには様々な国からの移民や、私たちのような駐在員がたくさん住んでいるので、世界各国の食材が手に入ります。例えば、日本でバンコク駐在中に習ったタイ料理を作りたくても、近所では手に入らなくて困っていた食材が、ここには常時置いてあるのには本当に驚きました。

自宅にて。パクチーはもちろん、ガイホーバイトゥーイに使われるパンダンリーフやバナナの葉も購入できます!


また、中東や北アフリカ料理も人気で、ローカルな雰囲気の店から地中海テイストをミックスしたお洒落なレストランが点在しています。野菜が多く使われ、ヨーグルトやオリーブオイルをたっぷり使った料理は、ヘルシー志向の日本人の口にも合うと思います。
レシピ本も人気Honey&Co.のデリの店

予約困難なイスラエル料理のPalomar

料理教室の一品。ザクロ酢でマリネしたチキンをグリルして、ヨーグルトとタヒニ(練り胡麻)で作ったソースと頂きます。マリネして焼くだけの簡単料理です。ザクロはアンチエイジング効果も高く、ソースとしてもトッピングとしてもよく使われます。

食べる血液とも言われるビーツを使ったスープにもスパイスのクミンを加え中東風にアレンジ。


更にイギリスではワインとチーズの消費量は大変多く、チーズは必要な分だけカットしてもらい、様々な種類を気軽に試すことができるのも嬉しい!

老舗のPaxton&Whitfield Ltd



自宅のホームパーティでのチーズボード


ただ、近年イギリスのスパークリングワインのクオリティの高さが注目されたり、イギリスにも美味しいチーズは沢山あるものの、それらの多くはヨーロッパの他の国からの輸入に頼っているのが現状です。混乱中の(7月現在)Brexit(EU離脱)問題によっては、今までのように、安く気軽に・・・とは行かなくなるのではと懸念されています。

最後に・・・かつては高くてまずいと言われたイギリスですが、現在、特にロンドンではこのようにインターナショナルなかつ選択肢も豊富な「食」を楽しめる街に変貌しています。
レストランでの食事には高い税金がかけられていますが、スーパーでの食料品はゼロ税率となっているため割安感があります。

万が一、お料理が苦手な方でも、嬉しいことにイギリスの食材は、オーブン料理にぴったりのものが多い!野菜や塊肉に軽く味付けをして、オーブンに入れるだけで存在感のある一皿になります。そこに美味しいワインとチーズ、楽しい仲間との会話があれば、それが最高!

こんな感じで、予想外に?私のロンドン生活は美味しいものにあふれているのです。

根菜のオーブン焼き



ラム肉の塩釜焼き

サーモンのグリル