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2017.07.26 【カナダ・トロント生活始まりました!】

皆様、初めまして。
昨年カナダ人の男性との結婚を機に住み始めたトロントより
こちらでの生活やイベント、そして新移民!?として感じる事をお届けしていく事になりました。


















カナダ・オンタリオ湖畔の散歩道です。

まず、カナダ・トロントについてご説明します。
トロントはカナダのオンタリオ州にあり、カナダ最大の都市です。(ちなみに首都はオタワ)
五大湖の一つオンタリオ湖の北に位置していて、アメリカ・ニューヨークへは飛行機で1時間半程で行く事ができます。
カナダ経済の商都だけではなく、映画、ミュージカルなどのエンターテイメントや芸術、
また野球、バスケットボール、アイスホッケーなどの様々なスポーツのプロチームがあり、一年中楽しむ事が出来ます。
例えばMLBだとトロントブルージェイズというチームがあり、
2013-2015年まで現ソフトバンクの川崎宗則選手が在籍していました。
ブルージェイズ在籍中はトロントの人々から“ムーニー”と呼ばれて、とっても愛された選手でした。







http://tanto6374.com/wp/2017/03/30/chest/ より

気候は、日本と同じように四季があり桜や紅葉も楽しめますが、冬がとても長いです。
10月になると寒い日にはダウンコードが欲しい日もありますし、4月になっても雪が降る日もあります。
そして真冬になると、体感温度マイナス20℃になる日もあります。
マイナス16℃の日に出掛けた際には、ホッカイロ、キャミソール、タイツ、ヒートテック上下、ズボン、セーター、
ユニクロの薄手のダウンジャケットに、こちらで購入したとても分厚いダウンジャケットを着込んでいたにもかかわらず、
トロントの冬デビューの私は寒くて寒くて大変でした。
こんなに寒い日もあるからでしょうか、トロントの人は歩くのがとても早いような気がします。
長く寒い冬を終え、短い春も過ぎ、トロントの7月の気候はとても天気が良く、最高気温は30℃になる日もあります。
夏は比較的湿気が多いのですが、まだ今は湿気も少ないです。しかし日差しがだいぶ強くなってきました。
今は日の入りが21時を過ぎるので、皆さん短い夏を満喫していて、
少しでも温かくなると上半身裸でランニングをしたり、外で体を焼いている人を良く見かけます。


トロントには約283万人(2017 Country Digestより)が住んでいますが、
移民が多く「人種のモザイク」と呼ばれるくらい、一歩外へ出ると英語以外の言語が当たり前のように聞こえてきます。
本当に色んな人種や民族が混じっているので「典型的なカナダ人」という考え方は当てはまりません。
以前主人に何かについて、「日本はこうだけど、カナダはどうなの?」と聞いたところ
「少なくともカナダでは色んな人がいるから何がカナダのスタンダードか分からない。」と言われたことがありました。
また、こちらのテレビコマーシャルでは1つのCMに色々な人種やどの人種か分からないような人が出てきたりします。
異人種間のカップルや、友達の設定は当たり前で、なかには離婚した旦那さんのところに週末、元奥さんが子供を会わせに連れて行く設定のCMが流れて、
日本ではまだ考えられないだろうなと思います。

そうそう、ここトロントはLGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、ジェンダークィア)フレンドリーな街でもあります。
ちなみに2003年にオンタリオ州で同性婚が認められ、2005年にはカナダ全土で同性婚が認められるようになりました。
6月はプライド月間とし、メインイベントであるプライドパレードには、カナダのトルドー首相も参加しました。











プライドパレードでのジャステイス首相です。横顔しか撮れませんでした。
(横にいるベージュ、ココア色の服の女性は元モデル、キャスターだった奥様です)


トルドー氏は2015年から第29代カナダの首相を務めており、カナダの若きイケメン首相といわれています。
(ちなみに身長は188cm、趣味のボクシングで鍛えた筋肉ムキムキの体をお持ちのようです!)
このトルドー首相が就任した際に組閣した内閣が男女15人ずつの同数を登用しました。
その事について記者から理由を聞かれると、「Because it’s 2015 ! 」と答えたそうです。
また組閣の男女比だけではなく、先住民族出身の大臣、難民としてカナダに移住した大臣、
そしてゲイだとカミングアウトした大臣を登用したことでも話題になりました。

トルドー首相も若いですが、カナダ自体もとても若い国なんです。
ちょうど今年は建国150周年の記念の年でした。
毎年7月1日はカナダデーと呼ばれ、建国記念日として祝日に制定されています。
独立国家になって150年経ちましたが、現在でもカナダの君主はイギリスのエリザベス女王です。
その為、式典にはご高齢のエリザベス女王に代わりチャールズ皇太子とカミラ夫人も出席されていました。
夜になると色々な場所で花火がノリノリの音楽のリズムに合わせて打ち上げられました。
(現在の日没が21時以降なので花火打ち上げの時間も22時半以降と遅いです。)
私は日本の夏祭りで見る風情のある花火も好きですが、こちらのスタイルの花火も気に入っています。










①カナダデー ダウンタウンでの花火(at Nathan Phillips Square)
(QLS Education ブログより)

去年のカナダデーは休暇でトロントに来ていたのですが、
これから結婚しカナダに移住する事が決まっていたので、
新しい環境での生活について期待や不安な気持ちで花火を見ていたのを思い出しました。










②カナダデー CNタワー花火
(トロント観光局ブログより)


日本を出てみて、改めて日本の良さや便利さを恋しく思う事も多いです。
そして色々なバックグラウンドを持つ人達と同じ土地で生活をするので
日本の常識や自分の当たり前が通用しない事もありイライラする時もあります。
でも色々な人がいるからこそ出来る事や気づきもあり、
前向きにそしてたくましくここで生活をしていきたいと思っています。

とは言っても私のトロント生活は本当に始まったばかり。
これからも心が折れる事が沢山あると思います。
でも焦らずゆっくりとこちらの生活に慣れていけるように頑張っていきたいと思います。