2020年の秋冬アイメーク(アイブロウ編)

皆さん、こんにちは~!!
メイクアップアーティストのSACHIEです。今年もあと2週間ちょっととなりましたが、今年は皆さんにとってどんな年でしたか? 私はコロナの影響を受け、24年ぶりに 海外に一度も出ない年となりました。なので、どこかいきたい病でムズムズしています(笑)来年こそはコロナが終息して、色々な所に行けるようになるといいですね。

さて、今回のテーマはアイブロウについてお送りしたいと思います。眉毛はメイクをする上でその人を表現する重要なパーツの一つだと私は思っています。時代によって流行りの形もありますし、また描き方によっては意志の強さや、逆にフェミニンさを見せる事も出来ますので、ご自身が今の自分をどう表現したいかによって変えてみるのもいいかもしれませんね。

ではまず、眉毛の形から見てみましょう!
80年代は太眉、90年代は細眉、2000年代は平行眉…、みたいに各年代に流行った眉毛の形がありますが、ここ数年は自然体の眉が主流になっています、太さは太すぎず細すぎず、眉山の角度もあまりつけ過ぎず、って感じで。韓国メイクの流行りで並行眉(写真1)もまだ見られますが、日本では全くの平行より少し角度がついている平行アーチ眉(写真2)が多く見られますね。また、女の子っぽいアーチ眉(写真3)も人気がありますね。因みに中華圏では太くて真っ直ぐな平行眉がほとんど。基本大体この三つの形をベースに太さを変えたり、ご自身にあった長さや色を加えてアレンジされるといいと思います。



自分にどんな眉型が合うか分からない…と言う方は、写真を参考にこんな雰囲気・この人のメイク好き、というモデル・女優さんを選んで、その眉型を写真を見ながら真似てみて下さい。平行眉で言うと韓国のソ・イェジさん・有村架純さんなど、平行アーチ眉だと吉田羊さん・天海祐希さんなど、アーチ眉でいうと石原さとみさんや北川景子さんなどがそうですね。真似してみてしっくり来なかったら、太さや角度を少しだけ調節してみて下さい。結構人の好みとか理想ってはじめからある程度あるんですよね、好きな男性のタイプみたいに(笑)眉毛もそうで、私以前アートメイクの施術も台湾でしていたのですが、カウンセリングの際、写真を選んでもらってその形をその方の顔の作りに合わせてバランスよく描いてあげるとすごく満足して喜んでいただけたんですよね。なので、まずはこの方法で試してみて下さい。きっと自分に合ったお気に入りの眉型が見つかりますよ~♪

では次に、眉毛を描くときに必要な道具ですが、皆さんは何を使って描いていますか?ペンシル派ですか?パウダー派ですか?私は両方使うことをお勧めします。たまにクレヨンでベターって描いた感じの眉の人を見かけますがそれはダメ眉です!!パウダーで土台を作ってペンシルで毛量を足す、と言う感じで立体的な眉毛を描くのがポイントです。また、髪を染めている方はアイブロウマスカラもご用意されるとよろしいかと思います。ドラックストアにあるコスメでも十分いい物がありますので、是非この機会に揃えてみて下さい。選ぶ色ですが、現在の髪の色か黒目の茶色い部分に合わせて、暖色系の人は少し赤みのあるブラウンを、アッシュ系や黒髪の方は、少し黄緑かかったブラウンやグレージュをチョイスされるといいと思います。




それでは本題の眉毛の描き方ですが、まずその前にご自身の眉毛(左右の高さ、毛量、毛の生えてない部分はないかなど)をよ~く研究してみて下さい。そこがわかれば、描くときに自然と何に気をつけて描けばいいか分かりますよね。

まず、
①スクリューブラシで眉毛を毛が生えている方向に梳かして、
②パウダーパレットの一番濃い色をブラシにとり、眉頭から2cmくらいあけたところから眉毛の底辺のラインを描きます。左右の眉の底辺が同じになるように確認しながら描いて下さい。
③同じ色で眉山から眉尻を描きます。目の丸みと平行に弧を描くと上手くかけますよ。この時眉山の位置は、アーチ眉→大体黒目外側の延長上、平行眉→目尻の延長上、平行アーチ眉→黒目外側と目尻の中間の延長上、に合わせてみて下さい。眉尻の位置は、小鼻の横から目尻を通った延長上の位置が好ましいです。眉山の左右の高さが違う人は、一方に合わせるのではなく、高い方を少し下げて低い方を少し上げてバランスをとってあげて下さい。
④次に一番薄い色に少しだけ中間色を混ぜた色を、眉頭の位置(小鼻の延長線上、目頭より少し内側に入った位置)から最初に底辺を書き始めた位置まで描いて、残りの中間の部分を中間色で埋めて下さい。この時眉頭から眉尻まで色の濃淡がきれいなグラデーションになるように、色の境目ができないように気をつけて下さいね。



⑤次に、アイブロウペンシルで、毛の少ない所や生えていない部分を描き足していきます。描く際には毛の流れに沿って一本一本描くようにして下さい。眉頭は縦方向、中間は斜め横に、眉尻が斜め下に、と言う感じで。また、毛が全く生えていない部分にはリキットタイプのペンシルを使うと毛が生えているように自然に描けるのでオススメですよ。
⑥仕上げに髪を染めている方はアイブロウマスカラで、始めは毛の生えている方向と逆から(眉尻から眉頭へ)、その後眉頭から全体を毛の流れに沿ってブラシしてみて下さい。塗り残しがでず、綺麗に仕上がりますよ。黒髪の方は、スクリュウブラシに少しヘアスプレーをかけてとかしてあげると綺麗な毛の流れを一日中キープできますよ。
⑦最後に一番淡い色で眉頭から目頭のくぼみにかけてノーズシャドウを入れます。目元がキュッとしまり、より立体的になりますよ。欲張って入れすぎると怖い人化してしまうので、あくまでも自然に入れましょう。


<重要ポイント!!>
1.一つの色、一つのアイテムだけで描かない
2. 底辺・眉頭・眉山・眉尻の位置は左右対称に
3. 眉頭から眉尻へグラデーションを描く

この3つのポイントさえ抑えておけば、誰でも眉毛は上手く描けちゃいます!!

いかかでしたか?
以上が基本の眉毛の描き方になりますが、冒頭にも書いたように眉毛の描き方によってその人を表現できますので、大事な会議や商談の時は聡明さや強さが表現できるよう、いつもより少し太く平行に描いてみたり、デートなどで可愛らしさや優しさを出したい時は少し丸みのあるアーチ型にしてみたり、その時々によって定番の形に少しアレンジを加えるのもいいかも知れませんね。そうすると、メイクの幅が広がって、もっと楽しくなりますよ~! 是非、試してみて下さい!!

本格的に寒くなってきましたね~。手足だけでなく、腹巻をするなどして内臓も温めてあげるといいですよ、女性は特に子宮を温めてあげて下さい!!
次回はアイライナー・マスカラについてお送りしたいと思います。

では皆様、良いお年をお迎えください!!
『祝大家過個好年!!』





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