今年の秋はブラウンメイクで決まり 
~抜け感をまとう新・ブラウンメイクの法則~

今年の夏も長かったですね~。やっと涼しくなり、過ごしやすく秋らしい気候になってきました。お肌にも季節の移ろいが感じられるこの頃、皆さんいかがお過ごしですか?私は先月まで出張が続き、免疫が下がったタイミングで出る蕁麻疹が、今年もやっぱり出てしまいました。
最近はサプリと睡眠をしっかりとって、体調を立て直しているところです。さて、2025年の秋メイクは「暖かみ」「深み」「抜け感」がキーワード。中でもブラウン系カラーが主役です。アイメイクもチークもリップも、今年はぜんぶブラウン!秋のムードをまとうブラウンメイクで、今年らしい“秋顔”になってみませんか?
1.スキンケア ~夏のダメージを補う秋の肌づくり~
⇒角質ケアとやわらかさの回復
  古い角質が残っているとくすみや化粧ノリの悪さの原因になります。お風呂上がりに角質ケア(酵素、AHA系、やわらかく拭き取るタイプなど)を取り入れて、皮膚表面をなめらかに整えましょう。

⇒保湿を“秋冬用”に切り替える
  夏用のスキンケアから、徐々に“しっとり・モイスト”保湿重点タイプへ移行を。美容液・保湿クリーム・バリア機能を強化する成分、セラミド、ヒアルロン酸などを意識してみてください。   乾燥し始める秋から保湿のスキンケアオイルをアイテムに加えるといいかもしれませんね。

⇒マスク・シートマスクを取り入れる
  保湿集中ケアとして、シートマスクやスリーピングマスクを週に1~2回取り入れて、肌の水分
バランスを底上げしておくと、メイクのノリが断然良くなりますよ。

CHANEL から登場したポータブル美容液
セラム イン ミスト、セラムインの細かなミストで手軽に潤い保湿ができます
夏にできてしまったシミは今年のうちに撃退しておきましょう。角質層の深くまで効くシミ用クリーム、皮膚科で購入できます
2.ベースメイク ~2025年のトレンド質感を意識して~
2025年の秋冬のベースメイクトレンドは、「セミマット」「ツヤとマットのハイブリッド」「透け感のある素肌感」が目立ちます。その日の気分やお洋服に合わせてチョイスされると良いかと思います。ベースメイク次第でその人の印象や若々しさが大きく変わる、と言っても過言ではありません。クッションファンデでのベタ塗りは逆効果になるのでご注意くださいね!

まず下地・トーンアップベースはピンク系のトーンアップ下地やラベンダーホワイト系の補正下地を使い、くすみを飛ばしてからファンデーションをのせましょう。ファンデーションは厚塗りにならないよう、カバー力と軽さを両立させたファンデーションやクッションタイプを選び、立体感が必要な箇所に重ねることで肌の表情を感じさせる仕上がりにしましょう。ハイライトは、頬骨やTゾーンなどにほんのり足す程度でOK、お顔全体がキラキラ・テカテカにならないよう、あくまでも抜け感を出すのがポイントです。フィニッシュパウダーはシアーマットで、粉っぽくならないよう分量に気をつけてブラシでササっとのせて、目の下や小鼻、眉周辺は小さめのブラシかパフで丁寧にのせると、崩れにくく、美しい肌印象になります。
3.アイメイク ~今年注目のブラウンアイシャドウ~
今年の秋メイクの主役は断然「ブラウンアイ」。ただのブラウンではなく、質感やトーンの違いを重ねることで深みと軽やかさを両立させるのが今年流です。

⇒アイシャドウは質感のレイヤーでつくる
   マットなライトブラウンでベースをつくり、その上から偏光パールや繊細なラメ入りブラウンを重ねて、目元に立体感ときらめきをプラスします。重ねても濁りにくい色や質感のアイシャドウが今年は多くでているのでぜひ取り入れてみてください。

⇒使用する色みは従来の王道ブラウンでOK
   赤みを含むブラウン、モーブ系、グレイッシュ寄りのブラウンなどニュアンスカラーもありますが、今年のブラウンメイクは少し黄色味のある王道のブラウンだけでOK! 目元の変化は色味ではなく、質感やラメで楽しんで!!

⇒アイシャドウ範囲はややミニマムに
   ブラウンの範囲を広げすぎると重さを感じやすくなるため、ワントーン暗めの色は目のキワ・二重幅・下まぶた目尻側など影を感じさせたい部分にのせるのがポイント。トーン違いの色を2?3色使いで瞼に立体感をつけてあげる程度でOK!

⇒アイラインとマスカラはブラウン・ブラックお好みで    黒マスカラよりブラウン系マスカラを使うと、全体の統一感が生まれつつ柔らかな印象になりますが、個人的にはブラックで引きしめてあげる感じも好きなので、こちらはお好みでよろしいかと思います。ただ、眉毛はアイブロウマスカラで軽くしてあげるか、黒髪の方は透明アイブロウマスカラで綺麗に流れを整えてあげると今っぽく仕上がります。

4.チーク ~ブラウン系チークを血色良く、立体的に見せる~
ブラウン系チークは使いこなすのが少し難しい印象もありますが、のせ方さえマスターすれば立体感と奥行きを演出できる優秀カラーです。血色感を失わず、自然で立体的に魅せられます。

⇒色選びのポイント ~シェーディングとブラウンチークの色は分けて使う~
  同じブラウンでもシェーディングに使用するブラウンはグレーやオリーブがかったブラウン、チークに使用するブラウンはどちらかと言うと赤みを帯びたブラウンをチョイスしましょう。赤みのブラウンでシェーディングを入れると肌色に馴染まず、逆に目立ってしまうのでお気をつけください。

⇒ブラウン+コーラル・テラコッタをレイヤード
   完全なブラウンだけだと“くすみ”印象になりそうで不安な方は、ブラウン寄りのコーラルやテラコッタ系の色味を、ブラウンチークを入れた上の位置にほんのり重ねて血色感を補ってみてください。

⇒チークの入れ方で立体感を強調   
   頬の一番高い位置からフェイスラインに向けて斜めにぼかすラインをとるのがポイント、顔が引き締まって見えます。頬の中心にはあまり色をのせすぎず、抜け感を意識しましょう。
←ブラウンチークとコーラルチークの入れ方です。頬の中心にはあまり色をのせず、顔の立体感を出すことを重視する感じで入れてみてください。
5.リップ ~ブラウンリップの選び方と質感バリエーション~
この秋のメイクの主役は間違いなくブラウンリップ!淡く軽やかなブラウンから濃くてシックなブラウンまで、色味と質感使いで今年らしさをプラスしてください!!

⇒ライトなブラウン/ヌードトーン
   唇の血色を透かすような軽さで、その他のパーツを主張しすぎずまとめられます。血色が欲しい方はピーチやピンク色を少し重ねてみてください。

⇒中間ブラウン(ミディアムブラウン)
   ちょうど良い濃さで秋の印象を加えたい時はこのブラウン、くすみ印象が気になる方は、コーラル系の色を少し加えてみてください。

⇒ディープブラウン・コーヒーブラウン
   秋らしいムードをしっかり出したい時は深みのある濃色系ブラウンがGood、ただし赤紫寄りのプラム系ブラウン色はNG、濃色系を使用する際はあくまでもモカやコーヒーブラウンのような色味をチョイスするといいですよ。

⇒質感もポイント
   マットリップで引き締める印象を出すのも王道ですが、今年はぼってりとした、とろけるようなツヤやシアーな質感も目立っています。持っているマットリップに透明orベージュのグロスやシアータイプのリップを重ね寝てもOK、気分やコーディネートに合わせて両方楽しめます。
e.l.f.はヴィーガン&クルエルフリーで低価格、rhode はペプチドやシアバターなどを配合しているスキンケアコスメ。どちらも海外ブランドなので、EC サイトで購入できます。 メンソレータム リップフォンデュシリーズ、史上最強にコスパよく、ツヤ膜プルプル唇をつくってくれます。唇はかなり敏感で荒れやすいのですが、これは荒れずに保湿してくれて、最近個人的に手放せないリップです。
いかがでしたか?「今年の秋はブラウンメイクで決まり」と言えるほど、ブラウン系の色味・質感のバリエーションが豊かで、色々と楽しめるかと思います。また、単に色を“ブラウンでまとめる”だけでなく、質感、入れ方、色のトーンのバランスを意識することで、今年らしい秋顔が手に入ります。ぜひ、参考にしてみてください!!

◇メイクや美容に関してご質問、コラムへのご要望、メイクレッスンのご希望など、お気軽にどうぞこちらにご連絡ください。
ecrucorp@gmail.com