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第11回 三浦 真紀さん2018/11/19

きっかけは・・・

人は、心身が辛い時、笑えない。
三浦真紀さんは、このことを身をもって経験し、その経験が今の仕事につながりました。
小柄な彼女は、乗務中、腰への負担を感じることもあり、気をつけてはいたものの、
ある日、突然、乗務することが難しくなるほどの痛みを腰に感じました。
1ヶ月間の療養後、体調があまり良くないまま、乗務を続けていたそうです。
表情が沈んでいることを他のメンバーからも指摘されことがあり、ある時、「もうダメだ」と終了の鐘がなった気がして、先を決めずに退職。
とにかく、体とメンタルを休めないと自分がダメになる、と思い、約7年間の乗務生活にピリオドを打ちました。

腰痛に悩んでいた頃から様々な病院に通いましたが、あまり効果が得られずにいたところ、
唯一、気功をベースにした治療法に、良くなる兆しが見えたそうです。
中医学に基づいて、体の痛みを取る。これを勉強して、人の役に立つことにつなげたい。
今の仕事のベースになることでした。
自分の経験からも、人の表情は肉体や精神とつながっていると思っていたので、
女性の表情がもっと明るくなるにはどうしたらいいのか、と考えるようになりました。
美容方法とういうよりは、表情と心身の関係性の研究です。
そして、気功と小顔になるマッサージを使うことで表情がよくなるのでは、と思い立ったそうです。

今の施術の元となっている本のモデルをしました

家庭・子育てと仕事のバランス

退職後、勉強期間中に、結婚がきまり、そして妊娠。
女性は、ライフイベントによって、仕事との両立が難しくなり、悩む人も多くいます。
三浦さんも「出産をしたら、子育てに集中してしまうかも」との思いがありましたが、
母となり、子育てをはじめてみると、不思議なことに「どうやって自分の時間を作ろうか」と考えるようになったそうです。
色々と調べてみて、在住地域の育児制度が充実していることがわかりました。
うまく活用し、ベビーシッター制度に登録をしたり、近所の児童館に預けたりすることで、自分の時間を確保することができました。

最初は「子供を預ける」ということに、とても躊躇したそうです。
人に協力してもらうことに対して、罪悪感が生まれるかもしれない、と。
しかし、「自分のやりたいことがあるのなら、利用してみるのもいいのでは?」というご主人の意見も後押しとなりました。
それまでは一杯のコーヒーを飲む時間すらなかったところ、10分でもその時間ができることでバランスがとれ、
子育ても勉強も集中でき、良い結果となりました。

失敗から学び、得たこと

子供が1歳になる頃に、保育園に入れることができ、さらに時間ができました。
「本格的に仕事にしてみよう」と、開業についてのノウハウもないまま、始めることに。
とりあえず、HPを作って宣伝すればお客様は来るだろう、と思っていましたが、もちろん、そう簡単にはいきません。
驚くほどに反応がなく、お客様が来なくて、本当に焦りました。
先のスケジュールは真っ白。どうしてなのか、全くわかりませんでした。

同時にブログも始めていたのですが、その書き方が原因か、と気づき、書き方の講座を受けることにしました。
すると、書き方を変えただけで、すぐに反応があったのです。開業してから半年のことでした。
今思うと当たり前なのですが、お客様目線になることの重要さに気づかされました。
最初はまるで日記のように、言いたいことを言いたいままに、書いていたそうです。
文章を書くことは好きでしたが、世に発信するのは初めて。
ビジネスにつなげるために、色々な人の立場になり、表現することがこんなに難しいとは思いませんでした。

「体調が顔に出るので、顔を綺麗するだけでなく、生活習慣を整えたり、心のバランスをとると、表情がよくなる。」

このブレない考えを伝え続けていくうちに、三浦さんの文章をよんで、考えに共感してくださる方がお客様となり、
今ではブログからの予約が一番多く入るそうです。

わかりやすく、そして、会ってみたい、と思うような身近な存在。
これが三浦さんの集客スタイルにつながりました。
メールで事前に生活習慣や心の悩みを聞き、やり取りをしてお客様の状況を知る、
この事前のやり取りのおかげで、お客様も話しやすい、とのこと。
そして、お迎えした時には、根本から改善できるようなアドバイスをしながら、その人にとってベストな施術が提供できるように、
自分でも日々の生活習慣に気をつけているそうです。


自宅のサロン風景
自分のスタイルを持つ

CAを辞めた頃、「元CA」と紹介されると、今はもうCAではないから、それをどう活かしていいのかわからなかったそうです。
しかし、元CAの方が、今までと違うフィールドで活躍している姿をみると、
印象として、まず、きちんとしていて信頼されている、と感じました。
仕事を始めるにあたり、自信をもって「元CA」という看板を持てばいいんだな、と迷いがなくなり、私にも何かできる、と励みになったことを覚えているそうです。

現在は、自宅の一室を使っての開業。
家の近所の方がくるのかと思っていましたが、意外に遠方から方も多く、最近ではリピーターも増えてきました。
都心とはいえ、駅からは少し離れた場所ですが、その環境が、喧騒から離れた隠れ家的な雰囲気になり、魅力の一つになっているのでしょう。
今は1日に多くて2人までとし、その分、きめ細やかな心のケアとマッサージを心掛けています。
まだ子供も小さいので、家庭との両立を考えるとこれがベストだ、と三浦さん。
来年、子供が小学生になるので、少し仕事の幅を広げようと、メンタルカウンセラーの勉強中。
今後は小顔と心のセッションを軸に、経験と実績を積んでいきたい、と。
癒やし系で柔らかな表情の奥から、仕事に対する意欲的な気持ちが伝わってきました。
施術は白衣を着て

三浦さんにQuestion♪
転職して、CAだったから良かったこと,,,苦労したこと,,,
・良かったこと
お客様に安心していただけること。
清潔感のある身だしなみ、お客様のウォンツを察して対応するスキルが身についているので、初めて来てくださるお客様にも安心していただけます。
「この人なら大丈夫そうだなと思いました」「初めてで緊張していましたが、一目お会いした瞬間にホッとしました」と言っていただくこともあります。
これはCA経験者の方なら誰にでも共通すること、またどんな職種にも言えることだと思います。
第一印象が良い、というのはとても心強い武器になっています。

・苦労したこと
自分の想いを形にして仕事を取りにいくこと
「世の中の女性のお顔や心の悩みを解決するきっかけになりたい」という想いからこの仕事を始めました。
お客様に選んでいただくためには、わたしの存在を知り、サービスを受けたいと思っていただくことが必要です。
広告は出さずブログでサービスや想いを発信していますが、最初は書くことに時間がかかり自分の気持ちを文章にすることに苦労していました。
また、CAの時は毎月会社からフライトスケジュールをもらい、仕事があることが当たり前でした。自営業となると、スケジュール帳は真っ白な状態から始まり、自分で行動しなければ仕事がないのだと痛感しました。
逆にいうと、自分が動いた分だけ結果がついてくるのでやりがいもあります。
エアラインを辞めて転職を考えている方へのアドバイス
 エアラインで働いていたことは財産だと思います。
どんな仕事にも共通することは、お客様にサービスを提供するということ。
お客様の気持ちに寄り添い、細やかな気配りができ、あたたかい対応が自然にできるCAの方は、素晴らしいスキルをお持ちだと思います。
人と人とのコミュニケーションにおいて一番大切なことをさらっとできるのがCAの方だと思います。
資格がないから。
勉強不足だから。
子供が小さいから。
と、一歩を踏み出せない方もいらっしゃると思いますが、思いついたことは何でもやってみて良いのだと思っています。
失敗したらまた考えればいいですし、その繰り返しで自分の仕事のスタイルがだんだんと形になっていくと思います。

三浦真紀さん FB 
https://www.facebook.com/maki.uuu

三浦真紀さん ブログ
https://ameblo.jp/toshineazabujuban/


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