Cure Aile ホーム > たまてばCOlumn > 今月の聞かせて!お姉様 > 今月の聞かせて!お姉様 No.013

第13回 吉田 優子さん2019/05/31

大手国内航空会社に約13年勤務され、退職してからは主婦として子育て中心の生活を送っていた吉田優子さん。CA時代に趣味のフラワーアレンジメントでインストラクターの資格も取得していたため、子育てが落ち着いたら自宅でフラワーアレンジメント教室を開こうと、ご自宅新築の際に防水仕様のレッスンルームを作っていたそうです。

今、その部屋に集うのはご自身のお子様と同年代の幼児と小学生。彼らが教わっているのはお花ではなく英語。実は吉田さん、2018年4月からご自宅でベネッセの英語教室ビースタジオを開校。週に二日、幼児と小学生向けに英語の楽しさを教える先生としてご活躍中なのです。

英語教室を始めるきっかけは?

「2年前ですが、お友達がしまじろうの英語教室に行っていることを知った娘が、自分もやりたいと言い出しました。早速お友達が通う教室に問い合わせると、幼児クラスには空きがなく娘は大泣き。幼稚園でそのお友達に会うたびに泣き出す始末。あまりに酷かったので『そんなに泣くならお母さんがやるよ!』と一念発起しました。」

そうと決めてベネッセに問い合わせをしたのが2017年の夏。
「説明会に参加したところ、その場で英語力の確認や個別相談を経て、開校することが決定。半年間のトレーニングを経てあれよあれよという間に教室を始めていました。」

もちろん生徒第1号は娘さん。小学2年生でカートレーサーの息子さんも世界を目指すなら英語が必要と入室。お二人ともひとたび教室に入ると吉田さんを「先生」と呼び真剣に英語学習に取り組んでいるそうです。

お父様の仕事の関係で小学校4年生から中学2年生をフランスの田舎町の現地校で過ごした吉田さんは、外国語大学で英語を専攻する程の語学好き。CA時代はそれほど英語を活かす機会は多くなく、いつか英語力も活かせればとご退職後も空いた時間で勉強を継続されていました。


責任を伴うが責任があることが刺激に……

お友達と一緒にお花を買いに行ってフラワーアレンジメントを教えることはあっても、お金をいただいてレッスンした経験はゼロ。実際の講師経験といえば学生時代の家庭教師のアルバイトのみ。半年間のベネッセの研修で授業の進め方は学んだものの、はじめはお月謝をいただいて教えることの責任をとても重く感じたそうです。

「相手がまだ小さなお子様なので、レッスン中に遊び出してしまうことなどもあり、保護者の方に申し訳ない気持ちがいっぱいあり、葛藤もしました。」そうおっしゃる吉田さんですが、今では、責任があることがいい刺激になっているといいます。

「私の教室が彼らの英語の入り口になるので、ここで英語嫌いになられては困ります。まずは子供たちが英語を好きになって英語が楽しいと感じてもらうことを第一に考えて、クラスを運営しています。」

学生の頃からお金を貯めては海外旅行に行っていたという吉田さんご自身の豊富な海外経験からも、子供達には是非海外に出て行って、自分の肌で広い世界を感じて欲しいと願っているそうです。そんな思いも込めながら丁寧に授業を組み立てているのだとか。


自分のペースで仕事量を調整できる

吉田さんの教室では、現在火曜日2クラス、水曜日1クラスを開催。家庭を最優先にしたい現時点では、これ以上クラスを増やす予定はないそうです。そういったコントロールができるのも、個人事業主のいいところ。子供の成長に応じて余裕ができたらクラス数を増やしたり、もう一つの特技のフラワーアレンジメントも活かしたりして、さらにいろんなことに挑戦していきたいそうです。

思いもよらないきっかけで個人事業主となった吉田さん。「一歩踏み出してみると、世界はどんどん広がっていく」とワクワクした表情でおっしゃっていたのが印象的でした。
(取材:橋本恭子/文:吉良悠子)

吉田さんにQuestion♪
転職して、CAだったから良かったこと,,,苦労したこと,,,
◆CAでよかったこと
保護者とのコミュニケーションにはCAの仕事で培ったスキルが活かされていると思います。それと、今のところないですし今後もないことを祈りますが、クレーム対応にも自信があります!!(笑)

◆苦労したこと
PCがもっとできればよかったなと思うことはあります。教室便りや案内はPCで作りたいと思いつつも手書きしてしまいます。あたたかみがあっていいとおっしゃってくださる方もいるので現時点では開き直っています。

エアラインを辞めて転職を考えている方へのアドバイス
迷っているなら一歩踏み出すことをお勧めします。困ったことは困っていると言えば案外周りが助けてくれるものです。以前、子供のPTAで書記を自ら買って出たのですが、PCが得意でなかった私を周りのお母様達が優しく助けてくれました。自分もそうですが、皆さん、人の手助けをすることに喜びを感じるものです。なんでも一人で抱え込まずに上手に周りを巻き込みながらやっていけば、何とかなると今は感じています。


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