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第25回 村田 みづ穂さん(ミッツィー)2021/02/27

滋賀県生まれのミッツィーさんは、小学生の頃からの夢を叶えCAに。国内航空会社から転職した米系大手航空会社では、地上職含め4部署を経験し2020年11月にご卒業。エアライン在職中から独力で開拓し続けた副業のことや今後のビジョン、自分らしく人生を切り開くマインドなどをお伺いしました。

夢は叶えるもの

英語塾の先生の影響で海外に憧れ小学生の頃からCAになるのが夢だったミッツィーさん。中学時代テニス部でインターハイを目指したこともあり「夢は叶えるもの」と思って生きてきたそうです。京都にある外国語大学の英米語科へ進学するもお父様の事業が傾き、アルバイトで学費を捻出。CA養成専門学校にも掛け合い学費を割賦払いにしてもらいダブルスクールを叶えました。国際線に乗りたい一心で受けた国内系最大手航空会社は最終面接後の健康診断で不採用。一度は、ホテル業界への就職・ワーキングホリデーなどの道も考えましたが、空への思いを断ち切れず国内がメインの航空会社へ応募。無事健康診断もクリアし、憧れのCAとなったのです。


国内系航空会社に2年勤め米系大手航空会社へ転職

就職した会社で幸運にも国際線就航が決まり、2年間国際線CAとして乗務。

「在籍中ずっと最年少だったので、空港送迎タクシーでは助手席が指定席でした。後部座席のシートベルト着用義務はなかった時代で、先輩たちが後部座席でくつろぐ中、助手席でいつも小さくなってシートベルトを締めていた記憶が鮮明に残っています。」

1989年3月米系大手航空会社に機内通訳として転職。得意な語学を活かし、機内コンシェルジュとして過ごした充実の日々。ところが5年後リストラで所属部署が解散することに。年末までに地上職へ移ることを命じられます。

笑顔の陰で最も涙を流した 747の機内のバンクルーム(休憩ベッド)
Farewell   UA747@Denver Airport


仲間たちが早々に営業職、事務職、グランドホステスと希望の部署へ移っていく中、最後まで飛び続ける選択をしたミッツィーさん。年明け配属されたのはケータリングの部署でした。

「出勤初日から毎日機内食の盛り付け等していました。後から知らされましたが、それは業務を把握するための研修で2週間後には秘書としての仕事が始まりました。何があっても意味がないことはないと思っていたので、フライト以外の仕事もその中で喜びや楽しみを見つけるようにしていました。」

その半年後社内公募でグランドホステスに転身。日本ベースのフライトアテンダントの募集があるまでの1年半を地上で過ごすのです。



また飛べるという喜びと厳しい現実、それを乗り越えられたのは…

フライトの仕事に戻れたものの年収200万円からの再スタート。リストラにあった機内通訳仲間100人中戻ってきたのはたった4人だけ。それでも空を飛ぶ選択ができたのは、ミッツィーさんに副業があったからです。

副業が認められている米系大手航空会社に移ってからのミッツィーさんは、CA養成学校の講師、生徒として通っていたオランダの国家資格が取れるフラワースクールでのアシスタント・通訳などの副業経験がありました。

「足りない分は副業で補えばいいという考えがあったので、収入が少なくなることは大して気になりませんでした。それよりも空を飛びたかったのと、逆にフライトの調整さえできれば、他のいろんな経験ができるというところに働きやすさも感じていました。」



益々幅が広がるパラレルキャリア

1998年の長野オリンピックでは、通訳・プロトコルとして競技役員を経験。そのご縁でW杯をはじめとするスポーツイベントでもお呼びが掛かるように。フライトを巧みに調整しながら副業や趣味も追求。ワインの勉強も始めました。

「『全てを受け入れたらどんなことも怖くない』と教えてくれたのは母でした。父親の会社が傾いた時も、文句一つ言わずに自分でできる着付けの仕事を始めていました。末期癌が分かってから半年後に亡くなってしまいましたが、闘病中も人生相談に来る人がいるほど、母は周りに頼られる存在だったのです。2004年にフライトを休んで母の介護をしていた3~4ヶ月は私にとって宝物のような時間でした。」

もともと泣き虫だったミッツィーさんに、お母様は亡くなる間際「泣かないでね」とおっしゃったそうです。ミッツィーさんはお母様が残してくれた保険金を資金にナパへワイン留学に行く決意をします。

お母様の言葉と想いを胸にナパへ向かったミッツィーさんは、造り手のワインに込めた想いを伝えるためにワイン通訳を目指します。アメリカを代表するプロ専門の料理大学CIAのナパヴァレー校で日本人第一号でサーティファイド・ソムリエとなり、国内外でのワインイベントで通訳として経験を重ねます。今は、ナパヴァレー協会公認アンバサダー及びエデュケーターとしても活動中です。


人生 セカンドステージ
サステイナブルなライフスタイル、造り手の想いを伝えたくて始めたパラレルワークのワイン通訳
@オレゴン州 ウイラメットヴァレー

St.Helena 1934
http://www.sthelena1934.com
ワイン通訳としての屋号はナパの街と禁酒法が解禁された年にちなんでつけた。

シダーヴィル・ヴィンヤード 
http://cedarville-jpn.strikingly.com
琵琶湖の浄化運動にも参加していたお母様の意志にも通じ、造り手の想いに強く共感したカリフォルニアのワイナリーの日本代表に2012年に就任。ワインの輸入取扱業務も手がけている。


サステイナブルで、丁寧な暮らし&グルテンフリー・ライフ&パイオニアスピリット溢れる人生のメンター 
シダーヴィルヴィンヤード(カリフォルニア)オーナー&ワインメーカー
ジョナサン&スーザン


押し寄せたコロナの波と新たなる道の模索

紆余曲折ありながらも強い意志で人生を切り開き続けてきたミッツィーさんにもコロナの波が押し寄せます。リストラを再開した会社は海外ベースの閉鎖を決定。日々状況が移りゆく中、2020年11月ミッツィーさんは大好きな仕事を手放す覚悟を決めました。

体調を崩し、ひたすら祈った悲願の2度目復帰の緊急トレーニングの帰国時。
夢にまでみた Queen of the Sky 747  ラストロードショー Fare  Well. Queen  of the Sky 747

「コロナ禍で航空業界もワインもしばらく厳しいなと悟り、少しずつ他の道も模索し始めていました。」

その一つが、こんまり流片づけコンサルタント。近藤麻里恵さんの著書『人生がときめく片づけの魔法』は出版された2011年に読み、ご自身でも片付けを終えたミッツィーさんは、その後の人生もときめきで決断し続けてきました。

「2019年のある日ナパでいつも下宿させてもらっているお宅へ行くと、家の空気感がガラリと変わっていて驚きました。整頓されているもののモノが溢れるお宅で、いつも私はスーツケースから直接必要なものを取り出して暮らしていたのですが、その時はなんとクローゼットに私の服を掛けるスペースがちゃんとあって。聞いてみるとこんまりメソッドで片付けをしたとのことでした。」

ミッツィーさんにとってご自身の部屋を片付けた時以上に、こんまりメソッドの威力を思い知らされた経験だったそうです。昨年10月にこんまり流片づけコンサルタント養成講座を受講、モニターレッスンを重ね認定試験にも合格。正式にこんまり流片づけコンサルタントとしての活動を開始しました。


もう一つの道はご両親の看病をきっかけに興味を持った「予防医学」の分野。ヘルスコーチ認定を目指し、2020年9月により本格的に学びを深めています。

「お酒は健康のバロメーターだと思っています。好きなものを楽しみながら健康に生きたいですし、その方法を伝えていきたいです。」



暮らしを整え人生を変えたい人に寄り添う片づけコンサルタントと身体を整えたい人に寄り添うヘルスコーチ。新たな二つの道に共通するのは“Well-being”。
困難に出会っても前だけを向いて着実に人生を切り開いていらしたミッツィーさんの勤勉さと行動力の根っこにある芯の通った人生への情熱をひしひしを感じるインタビューでした。
(取材:橋本恭子)




こんまり流片づけコンサルタントとしても活動しているCureAile運営事務局スタッフの縁で今回のインタビューが実現




ミッツィーさんにQuestion♪
転職して、CAだったから良かったこと,,,苦労したこと,,,
◆CAでよかったこと
いかに周りの人が仕事をしやすいように動くかを無意識で考えられるようになっていました。辞めてからありがたさに気付きましたが、日本の航空会社で受けたトレーニングがどの仕事においてもとても活かされています。人間力もかなり鍛えられたと思います。


◆苦労したこと
CAのレッテルを貼られたくないという思いを長い間抱いていました。中学生の頃のいじめられた経験や世の中がダブルワークに否定的だったという時代背景もあって、あまり目立ちたくなかったのだと思います。
今回のインタビューでお話する中で、CAに対して抱いていた自分の中の固定観念を私が手放す時が来たなぁと感じました。自分の経験が、誰かを勇気づけることにつながるのだとしたら、とても光栄なことです。

エアラインを辞めて転職を考えている方へのアドバイス
「愛」と「勇気」があればどんなことでもできます。勇気を出すのは簡単ではありませんが、振り絞った勇気の大きさに比例したご褒美を神様はちゃんとくださいます。どうぞ安心してください踏み出してください。
コロナ禍で迷い悩む現役CAさんへ
~受け入れて立ち向かってください~
恐らく2年もすればフライトは戻ってくるでしょう。フライトを続けたい想いがあるなら、飛べない間にいろんな経験をしてください。どんな経験でも意味のないことなんて一つもありません。生かすか無駄にするかは自分次第です。

フライト以外にやってみたいことがあるのなら、そっちへ飛び込むのも手です。副業が認められているなら、会社は辞めずに他のことを模索するのがいいと思います。

辞める選択をする時は、絶対に後悔をしないと決めてください。人生の大きな決断を後悔し続けて生きるほどもったいないことはありません。

ミッツィーさんの座右の銘
Love the Life You Live,
Live the Life You Love


自分の生きる人生を愛し、
自分の愛する人生を生きよう♪
ミッツィーさんのMy Rule
・朝はレモン水を飲む
・朝食代わりにプロテイン・MCTオイル・お湯を混ぜたモノを飲み、
毎日16時間空腹時間を作る
・Clubhouseでお気に入りの番組Morning House(こんまりさんのご主人/川原卓巳さんのRoom)を聴く♪



人生第3ステージ
こんまり流片づけコンサルタントの生みの親。
こんまりさんのプロデューサー川原卓巳氏と。




村田みづ穂さん(ミッツィー)
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