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第37回 愛葉 香さん2022/08/27

思い立ったら即行動の愛葉香さん。行動の源である情報収集力は、幼少時代に地元であった棟上げの餅まき行事に、できるだけ数多く参加するために鍛え上げられたのだとか!
複数の肩書を持ちマルチに活躍する愛葉さんは、どのような道を歩んでこられたのでしょうか。


きらきらした世界に憧れてCAに

 大学では教師の道を目指し心理学を専攻していた愛葉さん。大学3年の教育実習の現場で社会経験をもっと積みたいとの思いから、CA志望へシフトチェンジします。「ちょうどいとこがCAになり、すごく垢抜けてきれいになっていたことに憧れたのがきっかけだったんです。」さっそくCA養成スクールに通い、見事CAの職につくことができました。  小学生から剣道の精神を叩き込まれ、上下関係や礼節の厳しさを学んでいた愛葉さんは訓練にも臆することなく充実したフライト生活を送っていましたが、4年が経った頃ご主人の転勤でイギリスへいくことになり泣く泣く航空会社を退職。CAの仕事に不完全燃焼の思いがあり1年半後に帰国した際には、某国内航空会社の海外路線中心の子会社に契約社員採用に応募し、晴れてCAの仕事を再開することができました。

司会業を始めるきっかけ

 再びCAになる希望が叶ったものの、ご主人の転勤ごとに仕事を変更せねばならない必然に気づいた愛葉さんは手に職をつけることを考えます。「小さい頃からおしゃべりを指摘されることが多かった」と、司会の仕事にチャレンジすることを決意し、CAの仕事をしながらアナウンススクールへ通学。月に2?3回のフライトに加え結婚式の司会の仕事も始めました。
 CAに復帰してからちょうど1年あたりで妊娠し、それを機に退職。その後は司会の仕事1本で約8ヶ月が経った頃、再びご主人のジャカルタ赴任が決定します。
 帯同ビザでご主人の赴任先へ同行しましたが、現地では働くことができず、徐々に喪失感が生まれてきました。そこでイギリスで紅茶ライセンスを取得していたことを糧に、日本人駐在員が読む雑誌へ、紅茶の記事を書かせてほしいとみずから営業をします。
執筆を任されるようになり、3年ほど掲載を続けたころには、日本の某大手企業よりコラボの話や、お茶販売を絡めたお茶教室のお誘いなどいただくこともありました。



スーパーフードと美魔女コンテストへのチャレンジ

 ジャカルタには5年ほど滞在していました。実は帰国前にデング熱にかかってしまい10日ほど入院してしまいました。インドネシアでは日本ほど医療は進んでおらず、病気にかかることは死活問題。現地の方は病気にならないように日頃から口にするものにも気をつけていることを知り、ご自身も免疫力向上のため当時のお手伝いさんに食事について様々なことを教えてもらったそうです。これこそが日本でいうところのスーパーフード。「ちょうど帰国したときは日本は空前のスーパーフードブームだったんです。」
 帰国後は 結婚式司会の仕事、紅茶教室に加え、スーパーフード協会ヘもアプローチし講師も始めました
 また、この時期に共通の友人を通して某女性誌の美魔女と知り合いになり、自分も!とコンテストにチャレンジしたところ見事ファイナリストに選ばれ、『スーパーフード美魔女』として活躍することになりました。
 美魔女仲間は本当パワフルで挑戦することを楽しめる人たち。会うたびに力をもらっています。

コロナの波が仕事に影響

 司会の仕事も順調に伸び、結婚式だけでなく芸能人のトークショーなどバリエーションも増え始めた時だったのですが、コロナの波が日本にも到来。司会のお仕事も延期の連続。また開催されてもオンラインと仕事の形態が変わっていきました。
 そんな時にふと昔置き去りにしてきた夢、教師への道を再チャレンジとしようと思いたったのです。


再び教師を目指す

 すぐに36時間の研修を受けなおし、小学校の教師に。某私立小学校で1年間副担任を経験しました。最初の1ヶ月は本当にできないことの連続で辛い日々でしたが徐々に慣れてくるものです。子供の反応はストレートなのでそれがかえってよかったし、喜んでくれたフィードバックは自分の自信へとつながったのだとか。
 ところが、学校の先生として子供達と絆を深める反面、自分の子供がおろそかになっていることに気づきはじめます。今は母としての時間を専念するときだと思い直した愛葉さんは、家族の時間を最優先させるべく、ご主人の赴任先のシンガポールへお子さんとともに移住することにしました。

オンラインカウンセリングを開始

 2年後には帰国予定ですが、現在住んでいるシンガポールでは、「うららか相談室」というプラットホームで、オンラインカウンセラーの仕事をしています。スーパーフードの講師として体の健康に加え、心理学を学んだ経験を生かし心の健康についても仕事ができたらと思っています。
 日本ではまだ主流ではないのですが、海外ではカウンセラーにかかるのことは珍しいことではないんですよ。実は人間は思考の70%がネガティブなもの。それにどう対処するのかが大事なのです。今はポジティブ思考が迎合される世の中で、友達に相談することを躊躇することもあります。そんな時にもっと気軽にカウンセリングを受けれる世の中になればと思っています。



愛葉香さんにQuestion♪
転職して、CAだったから良かったこと,,,苦労したこと,,,
◆CAでよかったこと
素敵な女性に会えたこと。
おもてなしの心、ポジティブな女性に会えたことです。

◆苦労したこと
今はそういうことはありませんが、
元CAだというプライドが邪魔するときがありました。


エアラインを辞めて転職を考えている方へのアドバイス
CAは素敵な仕事だし、他でできない経験もできています。その経験を生かして進んで行ってください。
 続けていくとハードルはいきなり上がることがありますが。その時もやる!と続けてください。仕事にしていくことでスキルアップするものなのです。
 オーディションが落ちても、めげずにたくさん挑戦し続ける中でおもいもよらなかったご縁につながるときがあります。

(取材:相沢里奈・横山美都子/文:今福英美)
愛葉さんのとある一日
 5:00 起床 
   お弁当と朝食作り ランニング 読書
 7:30 子どもたちを見送る
 8:30 掃除
 9:00~13:00 オンラインカウンセリング
13:00~15:00 ライブ配信
16:00 子どもの勉強と遊び
17:00 夕食作り
18:00 散歩、ランニング、マインドフルネス
19:00 夕食
20:00 資格とカウンセリングの勉強
22:00 睡眠
愛葉さんの座右の銘
「やりたいならとにかく行動しよう!!」
とにかく自分自身が通用しないなんて思わないでやりたいことはどんどんチャレンジ!やってみると意外に進むことも多いのです。誰でも最初があります。年数は絶対必要ですし私は3年位は必要だと思っています。継続することでみんなが認知してくれるようになりますし、自分から名乗ることも大事です。


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