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第24回 From Morocco vol.22020/05/07

こんにちは!
モロッコ王国からmaiです。

今回はモロッコ王国の食文化を紹介したいと思います!
まず一言!日本とは何もかもが違います!

モロッコの代表的な料理と言えば、まず思いつくのは数年前に日本でも大流行したタジンとクスクスです!

タジン鍋はチキンやビーフ、たっぷりの野菜をスパイスやオリーブと一緒に煮たものです。あの独特形の鍋に入れオリーブオイルを大量加えて無水で調理します。
スパイスはクミンやパプリカパウダー、ジンジャーパウダーといったもので、私達が想像する様な刺激的な辛いものはありません。








野菜の甘みが存分に出て、とても味わい深い優しいお料理です。
クスクスは世界最小のパスタです。スーパーには様々な種類のクスクスがあります。野菜の甘い出汁をたっぷり吸い優しい味に仕上がっています。モロッコでは毎週金曜日は家庭の味のクスクスを食べる習慣があるそうです。



そして、モロッコは地産地消の国なのです。
野菜や果物は無農薬でたっぷりと太陽の光を浴びて育ちます。その為、規格外の形の野菜はたくさんありますが、朝取れの新鮮な物がその日の内に市場に並びます!しかも激安です!
イチゴの王様、あまおうなみの大きさと味!1キロ10dh(約120円)です!
ブロッコリーは大きいキャベツ並みの大きさ!




新鮮なフルーツが沢山あるモロッコ。街中の至るところにジューススタンドがあります。
子供達の大好きなのは、アボガドミルク!
アボガド、バナナ、牛乳のスムージーです。ちなみに氷は無し!栄養満点です!






大西洋と地中海では新鮮な魚がたくさん獲れます。もちろん切り身やパック売りはされません。キロ単位で値段が決められており、サーモンは1匹約2キロになります!
こちらでは生の魚を食べる習慣はありませんが、我が家では新鮮なマグロを手巻きで楽しんでいます!
また、サメ!!!安くてマグロに匹敵するほどの味です。↓これです。








イスラム教なので、残念ながら豚肉はありませんが、牛肉、鶏肉、七面鳥、ウサギ、ラムの新鮮なお肉がずらりと市場に並んでいます!
ハムやソーセージも鶏肉や牛肉で作られています。






そして、イスラム教といえば、ラマダン!!!
現在ラマダン真っ最中です。



月を目視確認して、ラマダンのスタートが発表されます。
ラマダンとは断食の事ですが、飲食が禁止されているのは日没前から日没後までの時間帯です。飲食だけでなく、喫煙、睡眠、お化粧なども禁止されています。しかも、1か月間もの間。
この苦行を共にする事で、ムスリム同士の連帯感を深め、飢えた人や平等への共感を育むそうです。

日没後はモスクでお祈りをし、その後は翌朝からの断食に備えカフェやレストランで深夜まで食事を楽しむそうです。

今年は新型コロナウイルスの影響で、夜間に外出も許されず、もちろんカフェやレストランも閉まっています。モスクでの礼拝も禁止。ラマダンとコロナでダブルの苦行を強いられているモロッカン達。
じっと家の中でこの苦行に耐えるととるか、人間の欲を浄化する期間ととるか…私にはわかりません。しかし、外出禁止令がはっ間もなく6週間…政府からの指示にしっかり対応し行動しているモロッカン達に頭が下がります。

世界中の人々の祈りや願いが叶いますように…

Ramadan kareem