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第26回 From Morocco vol.32020/06/21

モロッコからmaiです。


私は約20年客室乗務員として、主に日本国内を中心にフライトしていました。
地方都市のステイが多くあり、同期や同僚と地元の美味しいものを食べ歩き、時には文化に触れたりと、とても充実した時間を過ごしていました。



そんな日々を過ごすな中、自然と地方独自の食文化への関心を持つようになりました。
そして、もともと人との関わりが好き!おしゃべり大好き!と言う性格でしたので、客室乗務員と言う仕事はそんな私にとってピッタリな仕事でした。機内でのお客様とのちょっとした小話も大好きで、時間があれば機内をウロウロ歩き回り、やたらと話かけていた様に思います。




主人からモロッコ王国への赴任の話があった時、モロッコがどんな国かも全く知らないのに、とにかく行きたい住んでみたい!と、好奇心が前面に出た感情だった事を覚えています。






言葉や文化が全く違うのは分かっていましたが、まぁ、行けば何とかなる!絶対、楽しいはず!と、湧き上がる自信がありました。







いよいよ、モロッコでの生活が始まりました。
前回のコラムでもお知らせしましたが、モロッコは国民のほとんどはイスラム教徒です。
イスラム教は唯一絶対の神を信仰しています。自分自身の運命を握っているのは自分でなく、神なのです。ラマダンと言われる苦行で自身を清めイスラム教の信仰心を強めます。
食文化や生活習慣も日本とは全く違うので、郷に入りては郷に従えの気持ちで、頭を真っ白にしての生活です。





一歩外に出ると両手に子供達の手をギュッと握って、360度に目を配りながら歩く緊張感。
スーパーではスマホの写真翻訳機能を使いながらの買い物。お肉を買うのも一苦労…

でも、こんな生活が凄く楽しい!
これが、モロッコで生活を始めて1週間目に感じた気持ちだった様に思います。






CAと言う仕事の中で少しずつ自分の中の何かが成長したのでしょうか。日本から遠く離れた異国の地でも楽しめている自分に驚きを感じました。そして、モロッコの事をもっともっと知りたいから、言葉もわからないのに(笑)、とにかく話しかけてみたいと言う気持ちでした。






そして、私の強い見方はインターネットです!
CA人生の中での最大の財産は同期を始めとした仲間の存在です。
特に一緒に新人訓練を受けた同期の存在は私にとっては家族と同じです!いや、もしかしたら次元の違う大切な存在となっているかもしれません。
モロッコからも、そんな仲間ともすぐに繋がれる事の出来るインターネットに感謝です。

これからも、色々な事が待ち受けているであろう人生…CA生活で培った、忍耐力、適応力、食欲、体力、行動力、なんとかなるさ、いや!なんとかしてやると言う強い気持ち。

どんな所でも、どんな環境でも、その中でめいいっぱい楽しみたいものです。



最後までお読みいただきありがとうございました。shukkran bzaf…