第36回 From New Jersey vol.22021/04/11
こんにちは。アメリカ東海岸より、Cimaです。
前回に引き続き、我ら米系航空会社事情をお話し致しますね。
基本的に、とても自由(^^)。Seniorityにはシビアな世界ですが、フライト中もLayoverにおいてもストレスは、ほぼ避けられる幸せな環境にあります。ステイ中のLayoverにしても無理に付き合う必要は無いので、ホテルに到着したらさっさと鍵を貰って「また明日~」って、皆好き好きにバラバラに行動しちゃいます。私は仲の良い友達とのフライトが多かったので、飛んでる間も和気あいあい。唯一の悩みはLayoverで何を食べるか?時にはステイ先で帰りのフライトがキャンセルになり、延泊になることもしばしば。そんな時には、わ~!何する~?ってまた揉めて(笑)。LAXからUberでサンタバーバラのワイナリーまではるばる出かけ、飲んで食べての一日を過ごしたこともありました!今となっては、懐かしい日々ですね…。早く元に戻って欲し~い。
前回に引き続き、我ら米系航空会社事情をお話し致しますね。
基本的に、とても自由(^^)。Seniorityにはシビアな世界ですが、フライト中もLayoverにおいてもストレスは、ほぼ避けられる幸せな環境にあります。ステイ中のLayoverにしても無理に付き合う必要は無いので、ホテルに到着したらさっさと鍵を貰って「また明日~」って、皆好き好きにバラバラに行動しちゃいます。私は仲の良い友達とのフライトが多かったので、飛んでる間も和気あいあい。唯一の悩みはLayoverで何を食べるか?時にはステイ先で帰りのフライトがキャンセルになり、延泊になることもしばしば。そんな時には、わ~!何する~?ってまた揉めて(笑)。LAXからUberでサンタバーバラのワイナリーまではるばる出かけ、飲んで食べての一日を過ごしたこともありました!今となっては、懐かしい日々ですね…。早く元に戻って欲し~い。
SFOの有名蟹店でご満悦~
我々のスケジュールビットの元になる毎月のフライトスケジュールは、会社から割り当てられた各ベース毎のフライトを乗務員組合のボランティア(現役客室乗務員)が、組み立て、シニアから順に好きなモノを取っていきます。
機内で働くポジションは、以前はフライト当日のブリーフィングでSeniority順に決めていました。なので、楽をしたい!と思うシニアは大抵、そのフライトの一番楽なポジションを選ぶ事が出来ていたのです。そりゃ何十年も働けますよね?(≧∀≦) でも、今は少し改正されて毎月のビットの際にポジションもビット。1ヵ月働くポジションは、変えてくれる相手を探さない限り確定してしまう様になった為、当日空いている場所に動く、load chaserは出来なくなりました(^^)v その改正に伴い、永年行っていたフライト前にオフィスに集まって行うブリーフィングも無くなり、今はゲートに集合し機内で短いブリーフィングを行い、すぐに搭乗開始。超慌ただしいのです。インフライトオフィスに行く事は、滅多になくなりました…。
東南アジアでのステイ先にて、ランチビュッフェ
前回も少しお話致しましたが、私の新しいベースは、わが社でも有数のメガベースである為に一緒に飛ぶクルーは、ほぼ毎回初めましての世界。今回一緒に働いたのは、御年70!アイルランド系アメリカ人の綺麗な先輩で、彼女の恋バナを延々と聞かされていました? 1年半お付き合いしている72歳!で未だ現役敏腕弁護士の彼とのきっかけになったミートマーケットでの出会いなんて、まるで映画の世界~!70過ぎても新しい恋愛に積極的で、ドキドキしていたり、可愛くってチャーミングな先輩。背もすらっと高く髪型もショートでカッコよく、やっぱりNYの人は綺麗にしてます!
EWR到着前、夜景が綺麗に見えました☆
先輩といえば、我が社では組織改革の一環として2月末での早期退職者を募っており、約1500人が退職致しました。その為2月末は、毎フライトに「ラストフライト」を迎えた勤続50年越えの先輩達が乗務していました。現状では、煌びやかなお疲れ様会を開くわけにもいかず、それでも出来る限りのお別れ会を開き50年前のエアライン話で盛り上がり、そして去って行かれました。その中の一人の先輩は、私へのメールの返信に「家に帰ってもなかなか制服を脱ぐことが出来ない…」と。グッと来ちゃいました。
リタイアする先輩のラストフライト用に作ってみました!
彼女達の歴史的な(笑)航空業界話が聴けたのは、ホントに貴重でした。私の周りには、これがラストフライトと知らないまま飛行機を降りる事になってしまった同僚がたくさん居ます。私達が自分で線を引いて覚悟を決め(定年ないからね?苦笑)、ラストフライトを終えられるって、乗務員冥利に尽きるとっても幸せな事なんだな~とつくづく感じました。
ワタシも、もう少し先のになりますが、自分のラストフライトをどう迎えたいか考え始めないと…。