第44回 From Zurich vol.22021/10/05
グリュエッツィ! ハスラー玉岡 日登美です。
日本では仕事の合間や休みの日にもよく外食をしていましたが、スイスではコロナの前から外食はほとんどせず、自炊をして家で食事をする事がほとんどです。
私も旦那さんも美味しい物が大好きですが、物価が高いのでしょっちゅう気軽に外食に行けないのと、日本で好きだった自分が食べたい味は自分で作るしかないのです。
ケーキ、ピザ、肉饅、餃子の皮、お節料理など、私にとって日本では買うのが当たり前だった物も、スイスでは自分で作る様になりました。お節料理は、基本のお重を手本に自分の好きなお節料理だけを作って詰めています。全部手作りはちょっと大変なので、黒豆なんかは市販のものを日本から送ってもらったり帰国の際に日持ちするものを買っておいて利用しています。できる範囲で無理なくスイスでもお節料理でお正月を迎えるのが我が家の過ごし方です。少し多めに作ってしまった時は、日本夫婦のお友達の分もお重に詰めて、お裾分けをして喜んでもらったこともあります。
日本では仕事の合間や休みの日にもよく外食をしていましたが、スイスではコロナの前から外食はほとんどせず、自炊をして家で食事をする事がほとんどです。
私も旦那さんも美味しい物が大好きですが、物価が高いのでしょっちゅう気軽に外食に行けないのと、日本で好きだった自分が食べたい味は自分で作るしかないのです。
ケーキ、ピザ、肉饅、餃子の皮、お節料理など、私にとって日本では買うのが当たり前だった物も、スイスでは自分で作る様になりました。お節料理は、基本のお重を手本に自分の好きなお節料理だけを作って詰めています。全部手作りはちょっと大変なので、黒豆なんかは市販のものを日本から送ってもらったり帰国の際に日持ちするものを買っておいて利用しています。できる範囲で無理なくスイスでもお節料理でお正月を迎えるのが我が家の過ごし方です。少し多めに作ってしまった時は、日本夫婦のお友達の分もお重に詰めて、お裾分けをして喜んでもらったこともあります。
ある年のスイスで作ったお節料理
スイスに来てからは茶懐石の様な日本料理が恋しくなり、これも自分で作るしか無い!という事で、スイスに来てから辻調理師専門学校通信講座で日本料理を学びました。お料理学校の先生は皆さん教授の立場でいらっしゃり、海外の日本領事館専属の料理人でいらっしゃった方も多く、海外の事情もよく理解しておられるので、水のことやら海外では手に入らない食材の代替えの事などを惜しみなく教えてくださり、大変勉強になりました。提出した課題のレポートを先生が添削してくださるその内容に一番価値を感じ、先生自身も美味しいものが大好きだという事が伝わる心のこもった添削がスイスに届くのがとても楽しみだったことを覚えています。
辻調理師専門学校通信教育
夏に行われるスクーリングに参加した時の先生との記念の一枚。
夏に行われるスクーリングに参加した時の先生との記念の一枚。
週に1度マーケットに買い物に行き、新鮮なお野菜や果物をどっさり買うのも楽しみの1つです。マーケットに行けば、色とりどりの野菜や果物やお花から癒しと生命力を感じる事ができて、そこにいるだけで元気が出てきます。きのこ専門のスタンドも出ていて、そこでは日本のスーパーで売っているよりも立派で肉厚な舞茸も手に入ります。
ベジタリアンも多いですが、ベジタリアンまではいかないけれど普段はあまりお肉を食べないと言う食生活の人も多く見かけます。我が家も地球温暖化や海の生態を考え、以前よりもお肉や魚を食べる頻度を減らしています。家畜を育てる時に動物から排出されるCO2 の量や、魚の乱獲を抑えたいといった考えから始めたささやかなチャレンジです。
こちらで売られているキングフィッシュというお魚が日本でいう鰤やハマチにあたります。キングフィッシュで鰤しゃぶしゃぶを。
さて、お隣フランスの食習慣アペロについて。アペロとは、軽くおつまみを食べながらお酒を飲む習慣です。スイスの人も家にゲストを呼ぶ時やレストランでお友達や家族と食事をする時も、必ずと言って良いほど最初にアペロをします。お酒が飲めない人はトマトジュースにちょっとスパイシーなもの(タバスコや粗挽き黒胡椒)とレモンなどを入れた飲み物にナッツをおつまみにしたりして。レストランに行く場合は先にバーに行き、アペロをちょっと楽しんでからというのもかなりの定番です。ちなみに日本ではまだなじみの薄いスイスワイン。実はスイスは希少性高い高品質なワインを造り出すワイン産地であり、スイスに住む多くの人がワインをこよなく愛しています。
左は義理の両親がよく飲んでいるスイスワイン。
Aigle “Les Murailles”Bland, Chablais
Aigle “Les Murailles”Bland, Chablais
最後にスイス料理といえば! そう、チーズフォンデュです。我が家は、チーズフォンデュ作りは旦那さんの役割です。溶かしてそのまま食べられる市販の物もありますが、我が家はチーズ屋専門店に出向きます。チーズフォンデュのチーズをお願いしますと言えば、チーズを2種類ぐらい(エメンタールとグリュイエールが代表的)をミックスしてチーズを削る機械でフォンデュ用に削ってくれて、重さ単位で買う事ができます。そのチーズを自宅でコーンスターチやニンニク、レモン汁、白ワインを自分好みに調合して一気に溶かして頂く本場のチーズフォンデュは冬のご馳走です。白ワインが合うのはもちろんですが、暖かいフルーツティーを飲みながら楽しむ人もいます。お酒が苦手な方は是非試してみてください。
チーズフォンデュを食べた後に余るチーズのおこげを、こちらの人はGross Mutter(グロスムッター)と呼んでいます。おばあちゃんという意味です。このお焦げも美味しくて、Gross Mutter いる人―!と言うとみん「欲しい!」と言うのが定番の会話です。
スイスの人はパンかジャガイモでチーズフォンデュをしますが、我が家は日本人風にシャンピニオンやブロッコリーなど変わり種も。
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