第46回 From Kinshasa vol.12021/12/03
みなさま、はじめまして!
アフリカ在住9年目のてんやわんやママと申します。
この度、海外リレーコラムのバトンをアフリカ大陸で受け取ることとなりました。
私は、夫の転勤に伴い、コンゴ民主共和国の首都キンシャサという都市に暮らしています。
アフリカ在住9年目のてんやわんやママと申します。
この度、海外リレーコラムのバトンをアフリカ大陸で受け取ることとなりました。
私は、夫の転勤に伴い、コンゴ民主共和国の首都キンシャサという都市に暮らしています。
キンシャサの町の様子
現在暮らしているコンゴ民主共和国は、アフリカで暮らす4カ国目。
連載1回目の今回は、これまで私が暮らしたアフリカの国々(ザンビア・ベナン・ブルキナファソ)についてお送りしたいと思います。
聞きなれない国名かと思うので、もしよろしければ、お手もとにGoogle Mapをご用意くださいね。(笑)
私がはじめてアフリカの地を踏んだのは、ザンビア。
JICAの青年海外協力隊というボランティアとして、水も電気もない村の学校で活動していました。
配属先の学校
大きい学年の生徒が毎朝井戸から水を汲む
はじめてのアフリカ生活では、日本とまったく異なる文化に戸惑ってばかり。
学校の子どもたちは公用語の英語が通じず、わかるのは現地のベンバ語だけ。必死でベンバ語を覚える毎日でした。
机がないのでベンチを向かい合わせて机の代わりにする生徒たち
ザンビアの主食は、トウモロコシから作られるモチモチのシマ。できたて熱々のシマを手で食べます。
白いものがシマ。できたては、モチモチ
シマのおかずは、チキンの日もあれば、かぼちゃの葉っぱ、ときには焼いたバッタや羽アリが出てくることも。
待ち合わせをしても平気で2時間遅れてやってくる同僚、
毎日起こる計画停電、
何日も続く断水、
村で起こる慣習による儀式的殺人事件など、
あまりの文化の違いに「日本に帰りたい」と泣いたこともありました。
でも、いつも助けてくれたのも現地の人たち。彼らの強さとたくましさ、底なしの明るさと笑顔に励まされた2年間でもありました。
ボランティアとしての2年間を終えて、日本に帰国。
ちょうど、日系航空会社の客室乗務員の既卒採用が行われていたので、ダメもとで応募してみたら、まさかの採用。アフリカ帰りCAの爆誕です。(笑)
CAとして、国内線・国際線に乗務していましたが、夫との結婚を機に退職。
夫は海外赴任中で、なんと、新婚生活はまたアフリカ。
今度は、西アフリカのベナン共和国というどこにあるのかもわからない国。
ベナンは公用語がフランス語なので、フランス語がまったく話せない私にとっては、またまた試練の2年間でした。
ベナンの市場にて
そんな中、長女が誕生。
出産は日本でしたが、娘が生後3カ月のときにベナンへ戻り、アフリカ育児が始まりました。
ベナンのビーチにて
ベナンで2年過ごしたのち、夫の転勤が決まり、今度はブルキナファソというこれまたどこにあるのかわからない国での生活が始まりました。
ブルキナファソは、サハラ砂漠の少し南にある内陸の国。こちらも、公用語はフランス語。
サハラ砂漠に近いだけあって、気候が過酷。暑いときには、気温が46℃まで上がることも。
サハラ砂漠の砂塵をまとった「ハルマッタン」という季節風が吹くと、20m先は見えません。
ハルマッタンの日に撮影した家の前の道路
ブルキナファソでは4年間過ごし、次女が生まれて、4人家族になりました。
過酷な気候、不安定な生活インフラに加え、新型コロナウイルスの影響も相まって、きびしい生活環境でしたが、何より現地の人たちの温かさに救われた4年間でした。
娘たちにも、私にもとても親切にしてくれて、ブルキナファソの文化と人々にすっかり魅了されてしまいました。
日本とはまったく違う文化や、生活インフラが不安定な国での生活は大変ですが、どの国でも現地の人たちの明るさと温かさに救われて、どうにかやってこられたような気がします。
2021年7月に夫の転勤が決まり、現在暮らすコンゴ民主共和国へ。
首都キンシャサは1700万人以上が暮らす大都市。ブルキナファソでは見ることのなかった高層ビルやエレベーターがあります。
コンゴでの暮らしはまだまだ慣れないことばかりですが、ここでの新たな出会いが今から楽しみです。
次回は、アフリカ生活から一変、日本でのCA生活で直面した大ギャップについてお届けしたいと思います。
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