Cure Aile ホーム > たまてばCOlumn > リレーコラム > リレーコラム From Hawaii vol.6

第54回 From Hawaii vol.62022/11/03

アロハ!皆様、こんにちは。
ハワイのsoraです。
 
こちらハワイは、相変わらず観光客の方々で賑わっています。オアフ島から離島へのフライトに乗務していると、特にハワイ島コナ便で日本人のお客様を多くお見かけするようになりました。キラウエア火山やマウナケア天文台、カイルア・コナでショッピングやダイニングを楽しまれている様です。コロナ以前に運航されていた、羽田-コナ直行便も早く再開されると良いなと思っています。前回のコラムで少し触れましたが、今回は離島に住む同僚達に「その土地の魅力」について話を聞いたので、こちらでシェアさせていただきたいと思います。
 
まずは、ハワイ諸島8つの中で1番大きなハワイ島。その名も"Big island"というニックネームで親しまれています。在住18年の同僚が語る魅力は、「ハワイの歴史が残り、多種の気候を持つ島」です。フラダンスにご興味のある方はご存知かもしれないフラの祭典"メリーモナーク"は、ハワイ島ヒロで開催されます。毎年この時期になると、ヒロ行きの便は、楽器や衣装で機内の手荷物入れが一杯になります。大会の前に、キラウエア火山に住むとされる女神ペレを拝みに行く方々もいるとか。また、星空観測で有名なハワイ最高峰のマウナケア山には雪の神ポリアフが住み、そこでは雪が降ることもあります。ちなみに、キラウエアに住む火の神ペレとポリアフはライバル同士だと言われているそうです。雪が降るマウナケアから離れた海では、同時期にサーフィンをすることも可能で、10の気候区分があるのも驚きです。ハワイの神々から見守られ、場所によって異なる気候が生み出す様々な景観が、ハワイ島の魅力の様です。
こちら3枚の写真は、フォトグラファーとして活躍する同僚から提供してもらったものです。
Mauna Kea


Mauna Kea summit


Rainbow Falls




次は2番目に大きく、神秘的な渓谷があることから"Valley island"とも呼ばれているマウイ島。在住8年の同僚が語る魅力は、「多数のローカルビジネスとスローライフ」です。マウイにはまだまだ唯一無二の歴史あるお店が沢山あり、ローカルビジネスをサポートする風習がある様です。二車線以上のフリーウェイがなく、渋滞も起こりにくいため、長い信号待ちや自分の車より前に5台くらい車がいると、渋滞だと思ってしまうとか。また山と海へのアクセスがし易く、朝はビーチ、午後はハレアカラ国立公園へ、なんていう休日も。州の鳥であるneneが、6-8羽位でV字になって夕暮れの空を飛んでいる姿はいつ見ても感動的だそうです。ローカルなお店を楽しむことができ、自然の中でプライベート且つスローな時間を過ごせるのが、マウイ島の魅力の様です。
Iao Valley


Waihe’e Ridge Trail


Bamboo road to Hana


Hana




最後は、最古の島として知られ、緑豊かな"Garden island"カウアイ島。生まれも育ちもカウアイ島の同僚が語る魅力は、「未だに残る大自然の美しさ」です。カウアイ島には、coconut registrationという規約があり、ココナッツの木よりも高い建物は建てられません。また島を車で一周出来る道路はなく、映画ジュラシックパーク等の撮影が行われたことでも有名な秘境の地とも呼ばれるナパリコーストを眺めるには、トレッキングかヘリコプター、ボートで行くしかありません。未開発でuntouchedな自然が沢山残っているのが、カウアイ島の魅力の様です。
Kauai Island


Kalapaki Bay


Kehaka Beach


Kalalau Lookout




また、サイドビジネスや家族の状況、税制度等、様々な理由により、ラスベガスやオレゴン州ポートランドに住まいを持ち、ハワイにコミュートしている同僚達もいます。
それぞれの人が、自分自身や家族にとって最適な住む場所や働く環境を選択し、飛行機での通勤がそれを実現する手段となっています。日本でもコロナ禍を経て、リモートワークが現実化し、地方移住者が増えているとの記事も読みました。これから、働き方や生き方も益々多様化し、少しでも豊かな人生が送れる様に、住む場所を含めて『人生の選択肢』が増えていくと良いなと思います。
 
最後までお読み下さり、本当にありがとうございました。
 
Mahalo Nui Loa!