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第58回 From Zurich vol.42023/08/16

皆さんこんにちは!スイス・チューリヒ在住のハスラー日登美です。再びこちらでコラムを書かせて頂くご縁をいただきました。航空会社を退社して今年で11年が経ち、暮らし方も年齢も住む国さえ変わった今のライフスタイル。現在はこんまり流片づけコンサルタントとして活動をしておりますが、私が航空会社に勤めていた頃から変化し新たに加わった価値観について綴りたいと思います。

新たに加わった価値観:手放す価値
片付け方を学んだ事で“手放す価値”に気づきました。こんまり流片付けは一つ一つのものを手に取り、体と心でときめくと感じるものを残し、それ以外のものは感謝して手放すという方法で片付けるメソッドです。その事により、自分が理想とするときめくモノに囲まれた暮らしが手に入ります。



“ときめき”と共に“手放し”も大切なキーワード。このメソッドの特徴としてカテゴリー毎にモノを全出しします。モノ=自分(心)と捉えると、全出しした物の山は自分そのもの。

癖、思考、趣味、過去、執着、悩み、ときめき、好み



私はこんまりメソッドでときめくモノだけを残し、そうで無いものは感謝して手放して家を片付けることで、物事を手放すポジティブな視点も見えてくるようになりました。
 
何かが叶わなかった時はネガティブな思考の沼にハマりがち。私もお友達に話を聞いてもらったりして頼るは “日にち薬”でした。今の私はというと、何かが叶わなかった瞬間(無い)に、在るを想像できるようになり、色々な場面で軽やかに物事の手放しが出来るようになりました。(もちろん100パーセントではないですが…。)



スイスで書家・武田双雲さんに会う
双雲さんの代表作は NHK大河ドラマ「天地人」の題字などがあります。スイスでもここ数年個展やアートフェアに出展する活動もされていて、感謝の心を大切にした彼の持つ言葉のエネルギーに魅力を感じていた私は、こんなエネルギーを持った方が書いた書を実際に見てみたい、お会いしてみたいと思っていました。

今年春休みに大阪の展示会でついにお会いする事ができました。一緒に写真を撮ったりサインをお願いすることは叶いませんでしたが、お会いする夢は叶った。叶わなかった事というのは、いつかそれが叶うという事だから、何故か“無い”から生まれた爽快な手放し、これから起こる“有る”の可能性にワクワクしました。それからなんと1ヶ月後には、スイスで行われるアートフェアで双雲さんとお写真を撮っていただきサインもいただくことができたのです!

このコラムを読んでくださっている方の中にはエアラインを目指す方も多くいると思います。全て起こる出来事は自分にとってパーフェクト。無いから在るを意識できるようになればより軽やかに“今”という時間の価値を楽しみ先に進めるのでは無いかと思っています。




手放す、無い、ことは可能性でもあるのです。
“今この瞬間”のときめきを是非大切にして下さい。


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