第68回 From London vol.82025/3/14
こんにちは! Mikaです。
今回は、今はなきヴァージンアトランティック航空成田便に思いを巡らせてみたいと思います。
今回は、今はなきヴァージンアトランティック航空成田便に思いを巡らせてみたいと思います。

1984年にリチャードブランソン会長が創設したヴァージンアトランティック航空。
成田線は1988年に就航し、その後2015年撤退。
会社の歴史や沿革はWikipediaにお任せするとして、私が入社した1997年当時、成田線はヨーロッパの中でも多分野でイノベティブなロンドンに観光は勿論、ビジネスや留学等でご旅行されるお客様がご搭乗くださり、毎回パンパンに搭載された貨物も追い風で、順風満帆、まさに成田線黄金時代でした。
他路線にはない、ハイブランドの免税商品セールス専用員がおり、一便あたりの売り上げも相当なもので、ビューティーセラピストや、バーカウンター、シガーラウンジのあるアッパークラスが毎回満席、今では考えられない羽振の良い時代でした。
ヴァージンファンのお客様が、フライトを楽しむだけに搭乗なさるということも頻繁にあり、気前の良いお客様がクルーに免税品のカタログから商品をプレゼントしてくださることもありました。
クリスマスには、会長リチャードから直々に毎年社員にカードとプレゼントが家まで送付されたり、社員のクリスマスパーティーが開催されたりと、まさに’small is beautiful’という、リチャードがその当時信念にしていた理想のニッチなエアラインでした。
成田線は1988年に就航し、その後2015年撤退。
会社の歴史や沿革はWikipediaにお任せするとして、私が入社した1997年当時、成田線はヨーロッパの中でも多分野でイノベティブなロンドンに観光は勿論、ビジネスや留学等でご旅行されるお客様がご搭乗くださり、毎回パンパンに搭載された貨物も追い風で、順風満帆、まさに成田線黄金時代でした。
他路線にはない、ハイブランドの免税商品セールス専用員がおり、一便あたりの売り上げも相当なもので、ビューティーセラピストや、バーカウンター、シガーラウンジのあるアッパークラスが毎回満席、今では考えられない羽振の良い時代でした。
ヴァージンファンのお客様が、フライトを楽しむだけに搭乗なさるということも頻繁にあり、気前の良いお客様がクルーに免税品のカタログから商品をプレゼントしてくださることもありました。
クリスマスには、会長リチャードから直々に毎年社員にカードとプレゼントが家まで送付されたり、社員のクリスマスパーティーが開催されたりと、まさに’small is beautiful’という、リチャードがその当時信念にしていた理想のニッチなエアラインでした。

ヒースロー管制塔からの眺め
その後9/11で空模様が大きく変わると、エアライン情勢も大きき変わり、時代はスリムなサービスへと変換していきます。
リチャードは直接オペレーションを社長に譲り、自身は会長に。
独特のヴァージンフレア(ヴァージンらしさを感じるサービス)で、クルーも個々のサービスマインドが尊重されつつも、全キャビン禁煙や、セラピストの廃止等、それまでヴァージンの骨組みだったと思っていたサービスも一気に簡素化。
制服は、この時すでに3代目のJohn Rocha氏から、4代目現在のVivian Westwoodの斬新なデザインに。(ちなみに、初代はArabella Pollen、2代目は故ダイアナ妃のウェディングドレスのデザイナーとしても知られているElizabeth Emanuels。筆者は2代目からの歴代ユニフォームを着用。)
成田線は1期生から最後には32期生まで。
インターナショナルクルー(外国人クルー=イギリス人以外のクルー)は、各国ベースで、香港や上海、インドやナイジェリアなどは、往復でメンバーが変わる仕組みの中、成田クルーは、ロンドンベースで、本国クルー同様に、行き便はロンドンから成田へ、帰り便が成田-ロンドンのパターン。
成田ステイは、当初は月火曜日便の3泊ステイか、水?日曜の2泊便があり、シニオリティーの高いクルーが3泊に集中して、今では考えられないアローワンス(パーディアム)の金額だったのを思い出します。(今のご時世どこに3泊してもその金額には至りません!) それプラス、Language Allowanceという、通訳代も基本給に入っていて高待遇でした。
成田のアッパークラスラウンジからの写真
成田便は、ケータリングも特別で、スナックサービスに搭載されていたお寿司やおにぎりはもちろん、日本のふわふわパンに味わい深い具材の上品なサンドイッチ、フルーツの盛り合わせは大変美しく盛り付けられていて大変好評でした。
クルーレストは、2時間以上のことが多いので、パジャマやスウェット等に着替えて、さらに時間が長い時は化粧をとるクルーも。先輩から広めのバンクに入り、後輩は終了の15分くらい前に日本人クルーの先輩を温かいおしぼりでお目覚めいただくというデューティーも今では懐かしい思い出です。
今ではすっかり日本線のかけらもないVSですが、極たまに今も在籍する日本人クルーと一緒に乗務したり、保安緊急訓練ですれ違ったり、社内外で会えるときには、やはり仕事のきめ細かいジャパニーズホスピタリティの成田クルーの誇りを思い出させてもらう良い機会になり、これまた極々珍しく機内でご一緒する通訳など全く必要のない日本人のお客様にも、ジャパニーズアイデンティティを思い出させて頂くユニークな昨今です。

エコノミークラス松花堂弁当
長く勤めてきている職場、職業ですが、どんどん進化を続けていくニーズに合わせて、社風も、業界全体も、これからAI時代にどう変化を遂げるかが楽しみです。
40年の歴代ユニフォームはこちらからどうぞ!
40 years of Virgin Atlantic crew uniforms - Aircraft Interiors International
次回へ続く