第82回 From London vol.222026/08/13
1976年ぶり猛暑、ロンドン記録
ロンドンは連日の猛暑と、ワールドカップにウィンブルドンで、史上初の文字通り暑くて熱い夏が続いています。地下鉄もレストランもショップでも、携帯扇風機が離せないロンドナー続出です。
冷房の普及率が、日本は91%、イギリスは5%以下という統計データがあるようですが、この数年、特にイギリスでは経験してこなかった温度を更新していて、北海道同様、暑さ知らずは名前返上、気候変動による気温上昇が肌感でもわかるほどです。
ロンドンは連日の猛暑と、ワールドカップにウィンブルドンで、史上初の文字通り暑くて熱い夏が続いています。地下鉄もレストランもショップでも、携帯扇風機が離せないロンドナー続出です。
冷房の普及率が、日本は91%、イギリスは5%以下という統計データがあるようですが、この数年、特にイギリスでは経験してこなかった温度を更新していて、北海道同様、暑さ知らずは名前返上、気候変動による気温上昇が肌感でもわかるほどです。
ウィンブルドン選手権決勝戦を観る人々
ヴァージンの飛行機でも地上にて駐機中は、窓のブラインドを閉めるプロシージャーになっていて、ちょっと前までは、フロリダや、カリブ線だけのプロシージャーでしたが、ベースのヒースローやマンチェスター、夏季のみ運行のグラスゴーでも、近年はオングラウンドの基本プロシージャーになっていています。エルニーニョがさらに強くなる予測の今年のスーパーエルニーニョがくると、来年には気温上昇が更に加速すると言われていて、被害が深刻化しそうです。現段階の対処は、我が家では日中完全に家の全ての窓やドアを閉めて、ブラインドやカーテンで完全に日光遮断。日が沈んで外気が下がったタイミングで一気に家中換気して、朝方まで窓ドアから冷たい空気を取り込み、日が照ると同時に遮断、という様に温度をコントロールしていますが、35度以上が続くと、煉瓦に熱がこもり、空気入れ替えだけでは限界になるのも時間の問題です。我が家も簡易冷房を購入した近所の様に、真剣にエアコンの導入を検討しています。ヒートウェーブとして年の何回あるかないかの30度の王台も、今シーズンは週単位に。人為的、自然的、両気温上昇にどう取り組むかが課題です。
現在BBCドラマ撮影中の長女が送ってくれたHexham(イギリス北部)のサンセット。ロンドンよりは涼しいが、さほど変わらない様子。
イギリスでは、暑い時には冷製の食事、サラダやハム、チーズ、調理済みの肉や野菜を食べてしのぎます。夏といえばPimms&Lemonadeと言うカクテルが風物詩で、ハーブや柑橘類、スパイス、リキュールがロンドンドライジンにブレンドされたアルコールと三ツ矢サイダーのような炭酸飲料で割って、氷、きゅうり、ミント、イチゴにオレンジのスライスを入れて飲みます。きゅうりと聞くと意外ですが、19世紀のイギリスにおいて、キュウリは温室で手間暇かけて育てられる「高級野菜」であり、富裕層のステータスシンボルだったので、夏の社交界やピクニックで飲む高級デトックスウォーターやカクテルにキュウリを入れることが流行し、それが伝統として定着しました。パブでは定番メニュー、スーパーでも夏には陳列棚の幅を広げて、民衆に愛されるイギリスのお酒です。
アペロールや定番ジントニック、ビールはもちろん、近年は、アイスコーヒーやアイスティーもだいぶ浸透して来ました。今年は、大手コーヒーメーカーが濃縮アイスコーヒーの瓶を売り始め、我が家でもコーヒー好きの主人が愛飲しています。
私がイギリスに来た当初は、冷製の飲み物のチョイスはとても少なくて、日本では当たり前の氷入り提供ドリンクも、イギリスでは氷を入れるか入れないか、オーダー時に聞かれるのが常で、それくらい冷たいものの需要は無かったのですが、ここ数週間スタバやカフェネロ、プレタモンジェのアイスシリーズはもちろん、アイス抹茶ラテやBoba Tea(タピオカドリンク)等、完売サインが出るほど。冷たいもの片手にハンディファンストラップを首からぶら下げてショーアップするクルーも沢山います。
日本での気温上昇も命の危険レベルに達することが多いと聞いています。
まだまだ暑い毎日が続きそうですが、どうぞくれぐれもご自愛下さい。
温度が上がって咲く花の種類も変わって来たと感じる昨今。
暑くてもごった返すチャイナタウン
水温が上がり、さほど涼しくないが、水辺は清涼感あり人気スポット
今年もグラナリースクエアの噴水は大人気
次回へ続く
